2008年08月31日16時03分、新潟県長岡市寺泊町
 
 
 
 
2008年08月31日15時41分、新潟県長岡市寺泊町
 
 
 
 
2008年08月31日16時30分、新潟県長岡市寺泊町
 

 8月31日午後、長岡駅に到着する。そこからバスに乗って、ただっ広い田んぼの中を揺られること1時間余り。最後に山一つ越えると海に出る。寺泊である。
 港の前のバス停に降りると、もう陽が傾きかけている。宿の予約などしていなかったので、まずは観光案内所を探して、適当な旅館を紹介してもらう。古くてもよいかと聞かれたのでいいと答えると、案内されたのはなるほど老舗というよりも、単に薄汚くて投げやりな感じの旅館だった。それがかえって旅情をそそって良い。
 宿に荷物を置いて身軽になると、町を横断して、自分がかつて住んでいた社宅へと向かう。海辺の町によくあるように、寺泊は、海と山に挟まれて、細長い単純な構造をしている。海沿いに走る幅広い国道と、それに平行して少し内陸に引っ込んだ、昔ながらの町並みを残す旧道。その2本の線で、この町は大抵記述されてしまうのである。
 かつての私の生活圏は、当時町外れの丘に新築されたばかりの社宅と、町の中ほどの山の上にある保育園を両端とする、この新旧2本の線分の上にあった。もっとも最後の1年は小学校に上がったが、その校舎も保育園のすぐ近くである。
 毎日通った道は2キロ弱程度だろう。その帰り道を辿りなおすようにして、ぶらぶらと以前の家に向かった。
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