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 仕事帰りの電車の中、大きな川をガタゴト渡っていると、不意にドーン、ドンと腹に響く音が。
 窓のすぐ外でぱっと大きな光の花がいくつも開く。たまたま花火大会に行き合わせたのだ。
 車内のあちこちで歓声があがる。乗客みんなの目が一方の側の窓に吸い寄せられる。
 不意のにわか雨や、天変地異や、花火の良いところはこれなのだ。
 それぞれ別々の道を進んできて、すぐに別々の道に分かれて行く、たまたまそこに居合わせただけの、互いに見も知らぬ多数の人間の視線が、一瞬だけ完璧に同調して、斜め上の同じ方向を向く。そのどこまでも伸びて行く幾筋ものまっすぐな平行線の美しさは、虹の比ではない。こういう瞬間だけは人間やら民主主義やらを信じたい気持ちにもなるのである。
 電車を降りた後も遠く花火が見え隠れしている。
 思わず携帯のデジカメで撮ったが、あまりうまくいかなかった。

 *ちなみに日記のタイトルは毎度映画の題名から借用しているが、必ずしもその全部が好きなわけではない。念のため。
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